大会最終日の午前中は、「ボランティア活動をうまく進めるために」というワークショップに参加してきました。これは、おそらくどこのボランティア・コーディネーターも抱えている悩みかと思います。
その解決法について、事例と共に、デンバー植物園のガーデナーであるブリアン・ダービーさんが発表しました。
彼女の話では、新しいメンバーが入ってこなかったり、小グループに分かれて派閥化が進んだりすることで、活動が停滞するとのこと。その解決のためには、とにかく「コミュニケーションをしっかり取ろう!」ということが大切。そのツールとして、オリエンテーションの実施やメールホームページなどでの情報発信、意見を出し合う場を作ること、などの手法が挙がりました。
また、ボランティアの活性化のために、活動の幅を広げることや、感謝や表彰をきちんとすること、というお話もありました。
悩みも解決法も、「どこかで聞いたような?!」と思うことが多く、ボランティア活動の悩みは万国共通なんだな、と感じました。
このワークショップに参加したメンバーは、多くがそれぞれの地域でボランティアのコーディネートをしている人たち。発表に共感したり、自分の事例を話したり、質問したりと、活発なワークショップとなりました。
日本では、緑専門のボランティア・コーディネーターは、まだまだ珍しい存在。世界各地から一堂に集まる場に参加できたことは、貴重な体験となりました。