【San Francisco 研修5】 Berkeley ウォーキングツアー
2013年3月 7日 /研修報告
研修5日目。
本日は、Berkeleyの街を知るためのウォーキングツアーです。
私たちもBerkeleyに来て6日目。街の中を歩いていたつもりでしたが、気にしていないと気づかないものがたくさん。
市民運動で有名なBerkeleyの歴史を知り、魅力を発見する1日となりました。
さっそく、Akaneさん(JPRNコーディネーター)に連れられて、ウォーキングツアースタート♪
ここは90年代までは、シャッター街だった通り。路上生活者が多く、暗い印象だったこの場所を変えるために、Berkeley市民が選んだのはコミュ二ティづくりでの解決でした。
ポイントは、「良いところを必ず見つけてそれを活かすこと」。古い建物を残しつつアートの要素をプラスしていったそうです。
この通りには古い劇所があったため、アートをテ―マにプロジェクトが始まったというのも、素敵なアイディアですね。
こちらは、歩道のカーブカットを記念するプレート。
Berkeleyは、全米で最初に歩道の段差をなくす取組みが始まった場所です。プレートには1972年が最初のカーブカットと記してありますが、これ以前にも障害を持った方々が心地良く暮らすための、様々な活動があったことも事実だそうです。
次は、カリフォルニア大学Berkeley校に移動して大学内を見学♪
アメリカでトップクラスの州立大学ですが、外国生まれの親をもつ学生がとても多いのが特徴です。
図書館の中にある、DAVID・BROWERの肖像画の前で写真をパチリ。この方は、Berkeley出身で、環境系運動で有名な方です。
こちらは、「Free Speech Movement Cafe」。
「Free speech movement」とは、言論の自由を主張した学生運動の事で、ここカリフォルニア大学Berkeley校が活動の中心となりました。Free Speechの精神には「人と違って良い、自分は自分で良い」という言葉があり、今でも学生たち、Berkeley市民には、Free Speechの精神が根付いているようです。
最後は、大学の門の付近で集合写真。ここでは、様々なサークルの勧誘がされていましたが、ほとんどが政治的なサークルであることもBerkeley校の特徴です。
お昼には、大学のオーガニック食堂にもお邪魔しました♪
学生は7ドルで食べ放題!一般の利用者も多いようで、とても美味しかったです♪
食後は、大学の近くにある「Peoples park」へ。
ここは、もともとは大学の敷地としてカリフォルニア州が買った場所。公園を作ってほしいという市民の運動により、現在は市民に愛される公園となっています。ですが、公園となるまでには、カリフォルニア州との壮絶な戦いがあったそうです。
武器を持って圧力をかけてくる州に対して、一万本のヒナギクを向けて市民が対抗した、というエピソードが印象的でした。
それが壁画として描かれているのが、こちら。
Peoples parkのすぐ近くのCDショップの壁には、公園をめぐる戦いや、フリースピーチ運動の歴史が残されていました。
この他にも、市内で活躍するNPOや、オーガニックマーケットを見学し、Berkeley市民の意識の高さを肌で感じるウォーキングツアーとなりました。
ますます、この街が好きになりそうです!!(報告:中澤)
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