講演会「市民協働によるみどりのまちづくり(1/20)」が行われた次の日、
同じく静岡・浜松にあるOMソーラー(株)の社屋「地球のたまご」を
見学してきました。
「OMソーラー」は、太陽や風といった自然の力を活かして、
'ほどよく'気持ちいい家づくりを行っています。
「地球のたまご」は、持続可能な循環型社会を目指すOMソーラーのシンボル、
そして研究・開発や情報発信の拠点として建てられたものです。
100年前に植えられた天竜杉を使ったコリドー(回廊)は
太陽の光がやさしく入り、明るくて気持ち良い廊下です。
ぽかぽかとした太陽の光が気持ち良い、縁側のような2回の廊下。
冬は日が当たるようにと落葉の緑のカーテンもありました。
この先には...
とっても素敵なカフェテリアがありました。
こちらは、食事はもちろん、講座や研修で使用したりするそうです。
OMソーラーの特徴は、太陽の熱で電気をつくるのではなく、
直接太陽の熱を利用するところ。
太陽の熱で空気を集め、それを床下へ送り、家中を温めます。
詳細はこちら
このダクトには、温まった空気が流れており、
手を入れて暖かい空気を体感できるコーナーです。
また、敷地内には、様々な実験棟があり、
こちらは、ゼロエネルギー化の住宅型実験棟。
実験棟とは思えない素敵な住宅です。
自然のエネルギーを最大限活用しながら、
こんな素敵な家に住めたら...夢が広がりました!
地球のたまご計画では、「浜名湖の湖岸を再生し、水源となる」ことを
目標にしています。
そのため、水質浄化のための池や湖畔の原風景を復活させるべく、
植栽はすべて、在来種、浜名湖や周辺の植物の実生・挿し木を活用し、
将来的には、建物を包み込む森になるように計画されています。
地元の植物の種や苗木を採取し、植えて管理しているのは、
OMソーラーの職員の皆さん!
建物の周りの環境まで想いをこめて管理されていることに、
驚きと共にあったかい想いが込み上げてきました。
「O」は「おもしろい」、「M」は「もったいない」の略。
人の気持ちが掻き立てられるような「面白さ」に満ちた技術で、
「もったいない」ほど降り注ぐ太陽や風を活用していこう
というOMソーラーの原点だそうです。
そんなOMソーラーの原点をたくさん発見した日となりました。