ここは府中市にある都立府中の森公園の一角にある「ひんやりガーデン」。
公園で毎日活動されている花壇ボランティアのみなさんと来園者のみなさんと一緒に「ちょいボラ」イベントで作った花壇です。
涼しげな小川をイメージして作りました!
実はこの花壇、ただ美しいだけではありません。
たくさんの生きものが毎日通い詰める、公園一番のレストランでもあるのです。
今回は、この花壇にやってくるお客さんをご紹介します。
みなさんは花壇に集まる虫と言えば、何を思い浮かべますか?
この花壇には、天気の良い日は毎朝クマバチが飛んできます。
毎日足しげく通う彼らは、この花壇の常連客です。
ころっとした体が可愛らしい虫で、先のとがった口先でブルーサルビアの蜜を器用に吸います。サルビアの蜜はどんな味がするのか、とっても気になります。
チョウたちも、クマバチに負けじと飛んできます。
今日やってきたのはヤマトシジミ。
羽の斑点が山のようになっているシジミチョウです。
そして花壇をよく見ると、ぴょーんと跳ねる姿も沢山みられます。
ショウリョウバッタが花壇の周りに姿を現します。
葉っぱや地面に紛れているので、見つけるのが難しいお客さんです。
そして最後に、とっておきのお客さんをご紹介します。
これはニホンカナヘビ。人が近づくと一目散に逃げていく、とってもシャイなお客さんです。でも食欲は旺盛。この時も、バッタを口にくわえて走っていました。
ひんやりガーデンは毎日こんな面白いお客さんたちで大賑わいです。
花を楽しむのはもちろんですが、普段と少しだけ視点を変えると様々な生きものと出会えます。
公園の花壇はそんな彼らに出会う絶好の場所です。
是非彼らに会いに足を運んでみてはいかがでしょうか。