暑い夏の盛りの8月半ば、「武蔵野の森を育てる会」の活動に参加してきました。
活動場所は、「境山野(さかいさんや)緑地」。JR中央線 武蔵境駅から、10分ほど歩いたところにあります。このあたりは「山野」という地名だったそうですが、いまではすっかり住宅地となりました。
熱いアスファルトの照り返しにふうふう言いながら、道を曲がると、急に緑が多くなり、すっと温度が下がったような気がします。
武蔵野第二小学校を左に見て、まっすぐ進んでいくと、森が見えてきました。
木がたくさん!緑がもりもり!
森の中に入ると・・・涼しい!天然のクーラーのようです。
今日は、「武蔵野の森を育てる会」の定例活動日。森の入口には、のぼりがはためています。
集合場所には、たくさんのボランティアが集まっていました。総勢30名以上!中学生、高校生、大学生と、若者が多いのにびっくり!
都立高校の奉仕体験ボランティアとして、または学校の宿題で来ている学生さんや、ボランティアセンターで聞いてきました、という若者も。
はじめに森全体のゴミ拾いをしたあと、外来種の除草をみんなで行うことになりました。
田中会長より、コネズミガヤが繁茂していること、見分け方、除草方法を教えてもらいます。
どれがコネズミガヤか、わかるかな?
在来の植物を間違って引き抜かないよう、注意しながら、みんなで一斉に抜き取り作業を行いました。
どんどん抜き取って、どんどん集めます。
コネズミガヤは、以前はちょっとだけの面積にあったのが、みるみる広がってしまったそうです。
日陰では在来のチヂミザサががんばっていましたが、日向はコネズミガヤばかり。なかなかに手ごわいですね。
次の作業は、6つのグループにわかれての作業。
会員のみなさんがそれぞれのグループリーダーとなり、学生が数名ずつにわかれて作業をすることになりました。
鎌を使っての草刈りや、選択除草、つる取りなど、自分が参加してみたいグループにわかれます。
道具を借りて、
それぞれの場所で作業開始!
ベンチまわりの草とり、
隣家との境のササ刈り、
セイタカアワダチソウなど外来種の抜き取りなど、
することはたくさんあります!
「これ、なんの卵~?!」。ササ刈りグループが見つけました。
これは・・ニホントカゲかな?親らしきトカゲもいたようです。そっと土をかぶせておきました。
そして、本日の作業も終了です。みんなで冷たいお茶をいただきながら、感想を述べ合って、解散となりました。
なんとなく、居心地がよいのか、すぐに帰らず、残っている人たちも。
森にある竹でつくったベンチに座っているのは高校生。レポートを書いているのかな。
武蔵野市の中で、まとまった樹林があるのは、もうこの緑地だけとのこと。
たくさんの人たちがこうやって活動に参加することで、森の大切さを感じとってもらえるのだと思います。
まちの中にほっこりと残る、武蔵野の森。みなさんも、ぜひ足を運んでみてくださいね。
武蔵野の森を育てる会 ホームページ http://mnomori.web.fc2.com/
山野とは言ってなかったな~
もみじやまと呼んでました。子どもたちは!
昭和33年武2小卒業生
YY | 2012年8月25日 12:42