練馬区内には「憩いの森」や「街かどの森」と呼ばれる場所が48箇所あります。これらは、身近な自然を守り、地域の方に身近な自然と触れ合う機会をつくりたい、という想いから産まれた制度です。
今回私たちは、この森の一つである「松山憩いの森」に出向き "セミの羽化観察会"を通して「身近な自然と触れ合うきっかけづくり」をお手伝いしてきました。
今回は地元の小学生など、全10家族、30名弱の皆さんにご参加いただきました。
セミの羽化を見る前に、レンジャーから、セミの暮らしや抜け殻の見分け方などついて解説し、セミを見つけるポイントなども学びました。事前に集めておいた抜け殻を手に取り、
「これがミンミンゼミかな?」、「土がついているからニイニイゼミ!」と見比べてみました。
辺りもだんだんと暗くなり、いよいよセミ探しに出発です。歩いているセミを踏まない様に、木の幹、葉っぱの裏、木柵にも注意しながら探し回ります。
「あ~!いたよ~!」と、次々に羽化中のセミを見つける子どもたち。
普段は見る事のなかなか無い、白くて、静かで、でもとってもキレイなセミの姿に、子どもたちをはじめ、「本当に見られるとは思わなかった!」と、お父さんやお母さんたちも大喜びです!
あっとう間に時間が過ぎていきます。一通り、羽化を見終わった後には、レンジャーから
"セミ博士認定証"の授与がありました。『今日から君もセミキングだぁ!』
夏になると沢山見られるセミたち。しかし、その幼虫はどこから現れ、どのようにしてセミになっていくのか、参加してくれた子供達も、お父さんお母さんも今まではあまり意識していなかったようです。子どもたちにとって今日の体験は、一生忘れる事のない宝物になったのではないでしょうか。プログラムを通し、身近な森が沢山のセミたちの命を支えていることを実感してもらえたようです。これからも、沢山の発見をしに、森に遊びにきてね!