月曜日の会議は、朝7:15の朝食から始まり、基調講演やディスカッション、36のセッション、12のワークショップツアーが行われ、夜にはブルックリンブリッジパークでのイブニングイベント、さらにオルムステッド(セントラルパークをはじめ多くの公園緑地の設計をしたランドスケープアーキテクト)の生涯を野外スクリーンで鑑賞するという、めいっぱい、フルコースな一日でした。
講演とセッションの会場は、ワシントンスクエアに面するニューヨーク大学です。
朝の講演会は、学内のキメルセンターのホールで行われました。
あ!会場にも、あのチェアやベンチが置かれています。グリーンあり、海辺をあらわすパラソルとビーチボールあり、そしてミリオンツリー(100万本の木を市内に植えるプロジェクト)のPRあり、と、演出が凝ってますねぇ。
講演会のメインは、ニューヨークのブルームバーグ市長からのプレゼンテーションです。今回の「GREATER&GREENER(もっと素晴らしく、もっと緑に!)」というタイトルは、ニューヨーク市の都市整備計画「PLANYC(プランのNとニューヨークのNをかけている) http://www.nyc.gov/html/planyc2030 」のコンセプトでもあります。
「すべてのニューヨーク市民が10分以内に公園緑地に行ける」、というのが、市の公園緑地政策の目標なのです。
ニューヨーク市民にいかに公園緑地が愛されているかを伝えるビデオのあと、市内の各公園緑地のプロジェクトが紹介され、パートナーシップによって資金や人材を得ていることが話されました。
そして、すでに50万本を突破しているミリオンツリープロジェクトについても。これは市長がビッグバードと一緒に植樹をしているシーン。
講演の結びには、会議の参加者へ向けて、互いのパークマネジメントの知識や手法をシェアして、実り多い会議となるようにとの激励の言葉がありました。(&、NY市でお金を使って税収入に貢献してくださいね!との言葉に会場みな、大笑い)
その後のディスカッションでは、「Exploring the New Green City(新たなグリーンシティを探索する)」というテーマで、アーキテクトや医療関係者も交えた討論会が行われました。
次のブログでは、各会場にわかれてのセッションの模様をお伝えします。
(佐藤留美)