大幅に遅れた桜前線は、足早に関東平野を通り過ぎていきました。
残るは、オオシマザクラやウバザクラなど、遅咲きの桜ばかりです。
写真は、4月17日に東京都瑞穂町六道展望台から見た狭山丘陵の風景です。
ヤマザクラやオオシマザクラの向こうに萌木色の雑木林が広がっています。
桜が散る頃になると、林の中では春の山野草が次々に花を咲かせます。
写真はヒトリシズカです。湿り気のある林の下で咲いていました。
ワインレッドの花を咲かせているのは、ムラサキケマンです。やわらかな緑色の葉とワインレッドの花が印象的な山野草です。
日当たりの良い斜面には、スミレの花が咲いていました。青味の強い個体でした。
道端に咲いている朱色の花は、ボケです。緑一色の中で、朱色の花がひと際、人目を引いていました。
これから五月中旬まで野山は春の花でにぎわいます。
ポケットにカメラを忍ばせて春の野山散策などいかがですか?
楽しい時間を過ごせますよ。