今日は、サンフランシスコにある高校にお邪魔してきました!
訪ねたのは、中学~高校くらいの日本語を勉強する3クラスです。
今回は、コーディネーターのあかねさんのご友人がここの高校で日本語の先生をされていて、今日本に住んでいる人たちとの交流を生徒にさせたい、ということでお声がかかったそうです。
肖像権のこともあり、高校生たちの写真は載せられませんが、そのかわり(?)参加メンバーが高校生になった気分で記念撮影。
教室の様子はこんな感じです。
教室の後ろには、こんなポスターが貼ってありました。
日本語クラスは、授業も日本語でやり、標語のポスターは、生徒たちが授業で作ったそうです。上のクラスでは、日本人のお客さんが来たときは、シャドウという案内役もするとか。今回の私たちとの交流もそうですが、授業の中で実践がとても多いことに気が付きました。言葉は使ってこそ身に着く、ということなのです。
今回訪ねた中で一番上のクラスの子たちは、日本語がとても上手でした。
少しですが、漢字も書け、さらに上のクラスになると、もっと難しい漢字や敬語も習うそうです。自分も含め、敬語をきちんと使える日本人がどのくらいいるだろうか、と考えてしまいました。
日本語を学び始めたきっかけを聞いてみると、生徒によってまちまちですが、日本のドラマやアニメ・漫画がきっかけという子の他に、自分のルーツの中に日本人の血が入っているからという子もかなりいました。お祖父ちゃんお祖母ちゃんとか、もう何代か前のお祖母ちゃんとかが日本人だったそうです。
これまでのボランティア活動のなかでも感じたことですが、こちらは、いろんな人種の人がいるせいか、自分の「ルーツ」というものをとても大事にしています。「自分は何者なのか、何を考えているのか」これを常に問われ続けているので、その拠り所の一つとして、自分の「ルーツ」を考えるようです。
今回は、事前に質問をいくつかもらっていました。その質問のほとんどを、彼らは日本語で行っていました。各クラスで、生徒が班に分かれ、その1班ずつにこちらのメンバーが1人ずつ入り、それぞれの質問に答えていきます。
「好きな色はなんですか?」
「兄弟はいますか?」
などの簡単な質問に交じって、私がいた班では「肝試しはしますか?」
「おまつりの食べ物は何がありますか?」など、かなり文化を調べているような質問も出てきました。また、高校や大学の文化祭や授業などについての質問も多くあり、高校生らしい一面も見られました。
こちらからの質問として、「今までボランティアをしたことはありますか?」ということを投げかけてみました。すると、中高生くらいの年齢で、各クラス1/3~半分ほどが、「ボランティアをしたことがある!」と答えました。内容を聞くと、多かったのが「子どもたちのキャンプでのお世話」でした。他には、今回の研修で私たちが行ったような食事支援のボランティアに参加したという子や、東日本大震災の寄付のためのボランティアをしたという子もいました。
それでも、この学校は勉強に力を入れている子が多く、数としてはそう多くはないそうです。
きっかけは、「学校の成績のプラスになるから」で始めた子も、楽しくなって続けている、という話をよく聞きました。始まりはなんであれ、今続けていることが、とても大事なのだと思います。高校生たちに、たくさんの刺激をもらった一日となりました。