昨日の暖かさとは一転し、今日は底冷えがする一日でした。
咲き始めた梅の花もしぼんでしまいそうです。
写真は、武蔵国分寺の梅です。
ここ数日、多摩地域の平地部ではやっとの事で梅が咲き始めました。
ところが、咲いているのは早咲きの梅だけで、まだまだ他の梅は蕾のままです。
青梅の吉野梅郷の梅も今年はまだ蕾のままだそうです。
このままだと、梅が咲く前に、サクラの便りが聞こえてきそうです。
なぜ、ここまで梅の開花が遅れているのでしょうか。
寒いという事もありますが、それだけではなさそうです。
園芸家の方に聞いてみると、梅の開花には前年12月からの気候が影響するそうです。
気温と日照時間、そして湿度。
今年は、年末年始、良い天気が続いたので日照時間には問題はなさそうです。残るは気温と湿度です。そう言えば、昨年末から今年の初めにかけて全く雨が降らず、乾燥注意報が出ずっぱりでした。
そうなると梅の開花を遅らせた要因は、低温と乾燥ということになります。
さて、本当にそうなのだろうか?
梅に聞かなきゃ本当の所はわかりません。
「東風吹かば、匂ひをこせよ梅の花、主なしとて春なわすれそ」
梅の花は春を忘れてしまったのかな?