参加者全員で「何する?何する?」と顔を突き合わせた結果、出てきたキーワードは「買いもの!」「ゴールデンゲートブリッジ!」「ケーブルカーに乗りたい!」などなど...。
このあたりを満たしつつ、ただ見に行くだけではつまらない、と自転車で行くことに。ゴールデンゲートブリッジを越えて、対岸にあるサウサリート(Sausalito)を目指します。
サンフランシスコ市のパウエル駅からフィッシャーマンズワーフ(Fisherman's Wharf)まではケーブルカーで移動。このケーブルカー、外見がとっても可愛らしく、また坂の多いサンフランシスコで登ったり下ったりを繰り返す、遊園地のアトラクションのような乗り物でした!
レンタサイクルのお店で、自転車と帰りのフェリーのチケットを受け取り、お店の人の早口のガイドを8人分の耳を総動員して聞き取り、ようやく出発!
(コース説明を聞くのに、みんな必死)
海沿いを、まずはゴールデンゲートブリッジを目指して走ります。
このあたりは、自転車道と歩道と車道が明確に分かれているので、とても走りやすく安全です。
しかも自転車道も、ちゃんと2車線ある!
人も自転車も車も、気持ちよく走れるように整備されていました。
(ゴールデンゲートブリッジに向かって走る。)
元気な内に記念撮影をし(笑)、あとはサウサリートまでひた走ります。
(元気なうちに記念撮影(笑))
サウサリートは、小さな港町です。
1775年にスペイン人によって発見され、当時、海岸線沿いに柳の木が茂っていたことから、スペイン語で「小さな柳の茂み」を意味する「サウサリート」と名付けられたとか。
古くは漁村だったそうです。
今は、街路樹にはサクラのような花をつけた木が並んでいました。
(街路樹はサクラ...???)
現在は芸術家が多く住む街らしく、メインストリートにはギャラりーや作品を多く取り扱った店もありました。
また、街のあちこちには、大きなハンギングバスケットが点在。
鮮やかな空に、鮮やかな花たちが、ぽんぽん!と溢れ出しそうでした。
帰り際に船のデッキから見た街も、とても綺麗。
海際から、急峻な地形の中で緑に埋もれるようにして家が見え、絵本のような風景を作っていました。
帰りのフェリーの時間が迫っていたため、メインストリートの散策しかできなかったのがとても残念!
来てみて、さらに興味が湧きました。
街並みを見ていると比較的新しそうで、とても観光地に見えたサウサリートですが、先に書いたように、スペイン人に発見されたのは1775年。
(ちなみに、アメリカ独立宣言が1776年。)
しかし、それはヨーロッパの人々が発見した歴史であり、すぐ隣のサンフランシスコには、それよりも前からオーネロ族というネイティブの部族が住んでいたと言います。
(オーネロ族は、今私たちが宿泊しているバークレーのあたりにも住んでいたと、この次の日にあかねさんに伺いました)
サンフランシスコと目と鼻の先にある、このサウサリートにも、そんな人たちがいたのではないかと想像してしまいます。
ちょっと調べただけでも、そんなことがポロポロと出てきます。
この研修に来てから度々感じていることですが、目に見えているものだけではなく、その裏にあるものも、もっときちんと感じ取りたい。
(そのためには、もう少し英語が堪能になっていないといけないですが...^_^;)
改めて、そんな想いにも駆られた休日となりました。