2012年3月3日(土)から立教大学池袋キャンパスにて開催された全国ボランティアコーディネーター研究集会(JVCC)。
4日(日)は16種類の分科会とクロージング全大会が開催されました。
1日目に続き、birthからは矢島が実行委員として分科会に、パークコーディネーターの羽鳥、明瀬、日下、兼任レンジャーの平山が運営ボランティアとして参加しました。
まず平山のサポート内容を中心に、2日目の様子をお伝えいたします。
1日目の様子は羽鳥の報告をご覧ください!
最初の仕事は、池袋駅から立教大学までの誘導。西口前で立教大学までの行き方を案内しました。一見地味な役回りでも、道がわからない人にとっては大事なサポートです。
次の役目は分科会で使った備品の整理と搬出に向けて箱詰め作業でした。
備品の種類も量も多くて、整理するのも一苦労。2日目から参加の高校生も、てきぱき動いてくれました。
時折ワイワイと友達同士でおしゃべりをする姿に昔を思い出し(?)、「高校生らしいな~」という声がちらほら。
今回は高校生、大学生など若いボランティアが多いのが特徴だったとのこと。若者が意欲的に取り組む姿は参加者の方にも刺激を与えられたに違いありません!
ちなみに、今までで一番早く撤収作業が完了したそうです☆これも若さと積極性の賜物?(笑)
それでは、ここで分科会の様子も少々。
テーマは「災害に備えた日常的な取組みについて考えよう~コーディネーターが地域でできること~」日下がサポートしました。
前半は、菅原清香さん(にいがた災害ボランティアネットワーク)、日野泰宏さん(越谷市社会福祉協議会ボランティアセンター)の講師2名による事例発表。活動地域の事例をもとに、普段行っている防災訓練の内容や地域との連携した活動など、災害に備えた日々の取り組みについて紹介がありました。
後半はグループワーク。
テーマは「災害にそなえて普段の活動の中で、私たちコーディネーターは何ができるの?」事例として挙がったのは、なんと我らがNPObirthが活動拠点としている公園。
「公園を利用した災害への取り組みは?」という質問に対し出されたアイディアは、・災害時に、公園が果たせる機能が書かれた災害マニュアルの配布・自分の家から公園までの道に鉢植えを置き普段は観賞用、災害時には道案内になるなど、すぐに実践できそうなものから斬新なものまで、公園における災害に備えた取り組みのヒントをたくさん得ることができました。
分科会全体をとおして、重要なポイントとして挙がっていたのは「地域との繋がり」。
顔や名前を知っている程度ではなく、どこに助けを求められるのか、どう助けることができるのか、普段から情報を共有することが大切です。「繋がることの重要性は分かるけど、繋がり方が分からない」という悩みを抱えた多くの参加者の方も、繋がる方法が具体的にイメージできていた様子でした。
そして、2日間の締めくくりはクロージング全大会。いくつかの分科会からの報告やグループディスカッションを行い、「明日から○○するぞ!」という宣言をしたためて終了しました。
参加者だけでなく、関わった全員が新たな思いを抱いたり、思いをさらに強くする集会となりました。「団体同士や個人同士などを繋ぐためには、まず、コーディネーターが繋がっていなくては」という実行委員長の言葉通り、多くのコーディネーターとの繋がりをもてた2日間。活動場所や分野を越えて、ネットワークが広がっていく予感がします!
最後に、僭越ながら平山の「明日から○○するぞ」宣言を。
私も明日から、受け止めた思いを言葉にして伝え、ボランティアとの良い繋がりをもっともっと深めるぞ!!
(報告者:平山)