2月12日の日曜日、今回は京都までやってきました。
午前中は「ペレットわくわく見学ツアー」、午後は「グリーンウッドワークで身近な山の木から暮らしの道具づくり」と、ダブル講座が開催されるのです。主催は京の山杣人工房「自然住宅情報ひろば」・「彩暮」・「風」。佐藤事務局長と丹レンジャーが参加しました。
まず朝集合したのは京都大学宇治キャンパス。主催者の挨拶のあと、大学内にある木質ペレット・太陽熱・電気・ガスとハイブリッドな空調システムを見学しました。後ろに見えるのがペレットタンクです。こちらは京都大学と大阪ガスが共同で研究しているシステムだそう。「森の力 京都株式会社」が製造する木質ペレットを使っています。
ところで、せっかく京都大学に来られたのだからと、エネルギー理工学研究所の長﨑教授より「ヘリオトロン」についての紹介がありました。水を使って発電する仕組みを研究しているとのこと。こんな巨大な機械が!
研究が軌道にのって、原子力にとってかわる、サスティナブルエネルギーになりますように!
さて次は、しばしバスで市内移動です。車内は満員御礼状態。建築士など、住宅建設に関わる方々の参加が多いようです。そのほか一般の方、自治体の方など、関心の高さが窺えます。
移動中、「京都ペレット町家ヒノコ」の櫻井さんより、京都市内の74%が森であること、けれどスギやヒノキの間伐材が放置されたままであること、そこで京都市がペレット活用に力を入れていることが説明されました。
しばらくして到着したのは京エコロジーセンター。ここでは、エコ住宅素材展が開催されており、実際にペレットストーブを見ながら、詳しい説明をお聞きしました。
火の暖かさや木の香りの気持ち良さだけでなく、それが地域の林業(北山杉が有名ですね!)ともつながっていることが、ペレットストーブを一段と魅力的にしているようです。
ちょっとペレットについて、物知りになった気分。birthの事務所にも、一台欲しいなぁ・・。
それにしても、わかりやすいパンフレットがたくさん作られていたり、ペレットが実際に使われている様子をいつでも見られる場所があるなど、京都市の力の入れようはすごいですね!
できたてほやほやの、こんな「のぼり」も見せていただきました。これで、ペレットがどこで販売されているかが一目瞭然!
それにしても、「京都ペレット」に関するデザインはとってもおしゃれ・・その秘密は、前述の櫻井さんや、町屋ヒノコを運営している株式会社Hibanaの松田代表をはじめ、元気な女性陣が多いからにちがいありません。
(つづく)