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第七回 外来魚情報交換会

2012年1月28日 /自然環境保全

昨日今日(1/28~29)に滋賀県草津市で行われている「琵琶湖を戻す会」主催の「第七回 外来魚情報交換会」に出席しています。

外来種防除を行っている団体間の、全国規模での発表会というのは実はこの会くらい。

琵琶湖で活動を行っている方をはじめ、全国から様々な活動を行っている団体さんが集まりました。

NPObirthでは公園管理業務の中で外来種防除・生態系の保全活動も行っています。

今回、レンジャーとして今後自分たちのフィールドへ応用できる事例がないか、新たな知見を得ること、また様々な現場で活躍されている方々との交流を得ることを目的に参加しました。

 

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10年前、「外来種防除」という言葉はまだ目新しかったと感じます。特定外来種、という言葉が生まれたのもその頃であったと記憶しています。

しかし、今では外来種防除という言葉は普通にあり、生態系保全活動への関わり方は随分と多様化したと感じます。発表者の中には自治体のほか、博物館職員、NPO、大学の研究室、大学のサークル、高校の生物部まで、実に様々な立場の方たちが事例発表を行っていました。つまり、行政や学者とはまた違う、様々な市民レベルでの様々なチャレンジが行われおり、その中で面白い取り組みや発想を見ることができました。

 

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外来種防除に、「特効薬」は無いのだと私は感じています。

理由は、それぞれの現場の環境特性や規模により手法が一律にはならないと感じるためです。また、以前に比べ論文やNPOによるマニュアルが増えたとはいえ、まだまだ資料は十分とは言えない状態だと思います。

そのため、まだ世に出ていない現場からの事例報告は、外来種防除・生態系復元の業務を行っている人にとっては、非常に有益であると感じました。

発表内容は行政が行うよな大規模な事業だけではなく、身近な素材を利用した手法もあり、それだけ手法についてのフィードバックの場になっているとも感じました。

 

一昨年から私たちは琵琶湖博物館の中井先生のアドバイスをもらいながら、フィールドの一つである都立狭山公園の宅部池にて「浮きを用いた人工産卵床」を用いて外来魚防除を行っています。明日の中井先生の発表の中で、宅部池ほか数か所で行われている例についての報告があるようです。ただ、個別の詳しい報告というより、全体的な報告であるようであり、私たちが関わっている宅部池の取り組みについてはbirth保全部で事前に簡単なレジュメ作成し、会場の参加者の方が手に取れるようにしたところ、興味を持つ関係者の方からは声をかけていただいたりと、交流のきっかけにもなりました。 

今後とも専門家や関係者との情報交換を続けながら、自分たちのフィールドでの生態系保全の取り組みを充実していきたいと、改めて思いました。

明日は発表会終了後に、琵琶湖周辺の施設見学もして帰ろうと思います。

 

birth-bstaff |  comments(1) |  trackbacks(0)

コメント

こんにちは、琵琶湖を戻す会広報の篠と申します。

御参加ありがとうございました。
次回以降ももっと多くの方に参加して頂ける様に努力したいと思います。

今後もよろしくお願い申し上げます。

篠 | 2012年2月 7日 18:12

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