「むかしむかしある所に、鴨とり権平という人が住んでいました。
ある寒い冬の日、権平さんが池に行くと、池には氷が張り、たくさんの鴨が動けなくなっていました。そこで権平さんは、鴨の首に縄を結び、たくさんの鴨を捕まえることができました。
ところが、陽が当たり、池の氷が融けると、鴨たちが一斉に飛び立ち、権平さんも空に飛んでいってしまいました。~略~。
この話は、昔話「鴨とり権平」(日本漫画昔話より)です。
写真は、八国山緑地の前を流れる北川です。ここ数日、カモたちが流れの緩いところに集まってきており、そのカモたちを毎日毎日、権平さんのような気持ちで見守っています。氷点下になった今朝、ワクワクしながら橋の上から覗き込んでみると、川面は凍っておらず、カモたちは羽を休めていました。
子供のころに聞いた「鴨とり権平」の話。たくさんのカモに引っ張られて大空を飛ぶ権平さん。生き物と冒険が大好きだった少年の冒険心をくすぐられました。
いつか動けなくなったカモを捕まえてみたい。
そう思っていました。
ところで、実際問題、池に張った氷で、カモは動けなくなるものでしょうか。
この文を書いていて、「ふっ!」と気づきました。
もしかして、物語の中だけの話かな?ファンタジーの世界の出来事?
誰かこの疑問に答えて下さい。
もし、カモが凍りついて動けなくなる場所があれば、どんな遠くにでも見に行きます。