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譲気持ち

2012年1月18日 /レンジャーの自然情報

木々は葉を落とし、冬支度の公園。
この時期の自然観察といえば、樹木の冬芽観察が一般的です。
冬芽というのは、休眠・越冬して、春に伸びて葉や花になる芽のことです。
冬芽の観察は、樹木の種類ごとに異なり、面白い形をしているので、たいへん人気があります。


冬芽の観察も楽しいのですが、冬は常緑樹を覚えるのにも適した季節です。
落葉樹が葉を落としているので、常緑樹を見つけやすいからです。

 

yuzuri-1.jpg


さて、写真の常緑樹、この木の名前を知っていますか?
ヒント:
① 葉が重なるように出ています。
② お正月飾りに使います。

なんでしょう?

 

答えは「譲葉」です。
ユズリハは、春に若葉が出ると、前年の葉が譲るように落葉します。

その様子を、親が子に家を譲り、家が代々続いていく姿に見立てています。
そのため、縁起物とされ、正月飾りや庭木に使われています。

 

譲る気持ちを大切にした日本文化を象徴する冬の樹木です。

いろいろな公園にあるので一度見に来てください。

 

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