先日、フォレストマネージャーの松井一郎さんが年始に来てくれました。その際、奥多摩産のワサビを一本、頂戴しました。
このワサビ。ただのワサビではありません。
まず、生産量の少ない東京奥多摩産である。
さらには、鳩ノ巣で森林整備をしているボランティアさんが丹精込めて作ったワサビである。
さて、どうする?
そもそもワサビという食材は、薬味の域を出ない。このワサビを一本、それも美味しく、ありがたく戴くにはどうすれば良いのか?
考えていても仕方ないので、まずは、おろし器ですりおろしてみる。
すると、なぜか急にアイディアが湧いてきました。
まずは、昨年度末に新潟の友人から送っていただいたソバと食する。
ソバと言っても、これもただのソバじゃない。ヘギソバ。それも老舗山小嶋屋のヘギソバ。
ソバの上にワサビを乗せ、それを濃い目のソバツユでやってみる。
ワサビの良い香りが鼻孔を突き、「ガツン!」とコメカミが痛くなるほど効く。
正月でぼやけた頭が一瞬でピリッとするほどの衝撃。
ヘギソバとワサビがこんなにも相性が良いとは思いもしませんでした。
次に思いついたのが、カマボコ。
それも仙台名物の笹かま。
震災の影響で一時は生産中止に追い込まれていた笹かま。
当分食べられないと思っていただけに、愛しさもひとしお。
これをワサビ醤油でやってみると、涙が出るほど美味い!。
これぞ、復興の味!
残ったワサビは醤油をつけながら、ちびちびつっつく。
そして今夜の〆は、ワサビの茶漬け。
ご飯の上にノリとワサビ、沢庵を一切れ乗せ、熱いお茶を注ぐ。
緑茶で一杯。ほうじ茶で一杯。
これがまた美味い。
今日のところはこれで終了。
明日は、ワサビ2番勝負です。
中トロでやるか、アナゴでやるか?
明日が楽しみ。
旨そうで、ちょっと羨ましく
勝手にせいと言いたくなりますね!
蕎麦にワサビを付けて、箸でつまんで、下1/3をそばつゆに漬けて、啜る。 堪りませんね!
へぎ蕎麦は時々食べたくなります。
いーとん | 2012年1月 6日 10:26