今朝は東京でも雪が降りました。
一時は激しく降り、野や畑は真っ白でした。
そういえば、12月7日は、二十四節季の「大雪(たいせつ)」でした。大雪は、雪が激しく降り始め、鰤などの冬の魚の漁が盛んになり、熊が冬眠に入り、南天の実が赤く色付くころです。
先週まで、里山は、黄色やオレンジ色に染まり、錦絵のように美しかったのですが、昨日あたりからだんだんサビ色に変わってきました。
もうすぐ冬将軍の到来です。
強い風が吹き、木々の葉を吹き飛ばすと、里山には本格的な冬がきます。
例年ですと、今の時期、狭山の里山は、落ち葉掃きでにぎわいます。しかし、今年は原発の放射能の影響で、落ち葉掃きは行われていません。
何万年、何億万年と繰り返されてきた自然の営み。
人類の大きなつまづきなど、まったく無かったかのように粛々と繰り返すばかりです。
「大丈夫。自然はまだ私たちを見捨てていない。」
そんな気にさせられる初冬の日でした。