朝、Parks VictoriaのレンジャーのJamesがホテルまで迎えに来てくれました。
Parks VictoriaはHealthy Parks,Healthy Peopleをスローガンとしている公園管理組織です。
メルボルンのあるVictoria州の公園を管理しています。
迎えに来てくれた車にもスローガンがのっています。
訪れたのはAlbert Park。公園の入口にはスポーツ施設の案内表示がたくさん!
こちらは公園の全体Map。大きな湖が中心にある広大な公園です。
まずはParks Victoriaのオフィスへ。公園のこれまでの経緯や抱えている問題などお話を伺いました。
以前は公園の中心にある湖の水が少なく臭いもきつかったため、周辺住民からも苦情などが多かったとのこと。水質改善のため、ろ過装置や植物を植えるなど力を入れてきたそうです。
そして外へ。大きな公園なので、自転車で回ることに!田代先生もヘルメットをかぶって準備万端!!
きれいになった湖、そしてメルボルンの街がのぞめます。
湖を周遊できる道も整備されています。
途中、ウエディングや催しができ、カフェも併設されている素敵な建物にも立ち寄りました。デッキからは湖が一望できます。
こちらは道路の下を通れるトンネル。近くの海からの水が逆流してしまい、ときどきこのような状態になってしまうそうです。
公園の横にはSchool in a Parkというコンセプトでつくられた小学校があり、公園と学校
がつながっています。
また、この公園には20のスポーツ施設があります。
サッカー、クリケット、ラグビー、ゴルフ、テニス、野球などなど。それぞれのフィールドも広大!こちらは人工芝のサッカー場。
こちらは街から流れてきた水を浄化する場所。まずはごみを取り除き、水だけを湖へ。
植物が植えてあり、植物の力で浄化し湖に流します。
約1時間半のサイクリングの後、Parks Victoriaのオフィスの前で。このオフィス、昔
軍事施設として使われていた建物。レンガ造りで趣があります。
この隣にはThe People & Parks Foundationのオフィスもあります。寄付を集めて、Parks Victoriaとパートナーシップを組み、子ども向けのプログラムや医師や病院と一緒にHealthyという視点でのプログラムを提供しています。
そしてランチ!バックヤードで毎週金曜日にスタッフみんなでお昼を食べるとのこと。
違う部署のスタッフとも話せるので、スタッフ間の交流にもとってもいいようです。
スタッフの中に、日本人も1人。草刈りなどのメンテナンスをしているそう。カナダやヨーロッパなどから来ているスタッフも何人かいました。多様な文化の入り混じるオーストラリアならではですね。
今回説明してくれたレンジャーは自分の仕事や公園にとても誇りを持っていました。
だからこそ説得力があり、安心感がある。
素敵なスタッフに出会うことができました。
(矢島万理)