島ではたくさんの15のツアーとボランティアガイドツアーなど、たくさんのツアーが用意されています。私たちは、オリバーヒルトレインツアーに参加しました。
昔、大砲を運んだという線路を汽車はガタゴト進みます。
坂を上って、島で一番標高の高いオリバーヒルへ。
さあ、着きました。ソルトレイクが青々と見渡せます。
汽車を下りて、とことこ歩いていくと、そこにはなにやら要塞のような建物が・・。
まったく予備知識がなかった私たちでしたが、壁に貼ってある第二次世界大戦時中の新聞には、JAPANの文字がたくさん・・。
なんとこれは、東南アジアに攻め込んでいった日本軍に対して、防戦するための砲台でした!
大砲のある建物の下で、ガイドさんがていねいに説明してくれました。
うしろに見えている黄色いロケット型のものが、砲丸です。
この建物も、いまやツバメのすみかとなり、たくさんの巣があちこちにかかっています。(ラピュタの最後のシーンみたい)。
外にまわると、こんな感じです。
子どもたちは順番にのぞいてみました。
次は、砲台の下にある地下要塞へ。
入口に入ると、せまい通路が続いています。
この地下トンネルの途中には、弾薬をつくる場所など、いくつかの小部屋がありました。
ここは一番広い部屋、かつてのエンジンルームです。ここも、すっかり展示室にさまがわり。
地下要塞はこんなふうになっているんですね。敵から攻撃されても、丘の後ろ側にあるエンジンルームはほぼ安全、という設計だそうです。
外に出ると、風力発電の風車もまわっていて・・穏やかな風景です。
思いがけず、日本軍の痕跡を感じたツアーとなりました。平和な時代であることに感謝しつつ、オリバーヒルをあとにしました。
追伸:帰りの船は、波風も落ち着き、二人とも船酔いせずに、無事フレモント港につきました。これから会議のウェルカムパーティです。
(佐藤留美)