8月20日(日)に都の庁都議会議事堂・都民ホールにて、「東京の緑を守るシンポジウム」が開催されました!
*シンポジウムの詳細はこちら→http://www.tokyo-midori.org/symp.html
主催は、東京都、セブン-イレブン記念財団、東京の緑を守る将来会議です。
東京の緑を守る将来会議とは、東京に残された貴重な緑を将来へ引き継いでいくことを目的に、有識者、樹林地所有者、NPOなど、様々な立場のメンバーが集まり、2009年に設立されました。
佐藤事務局も委員の一人。今回は将来会議のメンバーによる2回目のシンポジウムとなりました。
はじめに、公益財団法人トトロのふるさと基金の荻野豊事務局長より、「緑の保全活動を支える市民の力」と題して講演がありました。
団体の設立に至った経緯や、関わったみなさんの想いをわかりやすく話され、いかに市民の力が大きな原動力となったのかとても良くわかりました!
続いて、「緑を守り育てる市民団体の活動報告」として、14団体の活動報告がありました。
都心の代々木公園をはじめ、八王子や東大和市、そして奥多摩まで、様々な場所で行っている緑保全の活動が紹介されました。
発表されたみなさんの目はキラキラ輝いていて、
「緑を守りたい!」「自然の素晴らしさを後世に伝えたい!」
という熱い想いがヒシヒシと伝わりました。
最後は、パネルディスカッション「緑の保全の現状と将来について」。
パネラーは、講演をされた荻野さん、自然環境復元協会理事の惠小百合さん、そしてNPO birthの佐藤事務局長です。
東京の緑を守る将来会議事務局長の澁澤壽一さんがコーディネーターとなり、パネラーの事例紹介や参加者の疑問や悩みについて意見交換する時間となりました。
「様々なグループと同時に活動する際の意見の相違に苦労する→意見の合意はどう取ればよいのか」
「世代間の価値観を埋められない→埋めるにはどうしたらよいか」
「活動の広報がうまくいかない→効果的な広報のコツは?」
など、実際に活動されている方のリアルな声にお答えしながらディスカッションが深まり、あっという間に時間が過ぎていきました。
シンポジウムの後は、東京都とセブン-イレブンの共同事業である、「東京の緑を守ろうプロジェクト助成」の説明会も行われました。
これは、東京で緑の保全活動を行う市民活動を支援するものです。
参加者からは、具体的な質問が寄せられ、関心の高さがうかがわれました。
「いろんなことがあるけれど、こんなに多くの活動がされているのだから、必ず良い方向に向かう」とは、荻野氏の言葉です。
今回の出会いも、身近な緑と人がつながる、自然とともにある社会づくりへ向けた幸せな一歩!
東京の緑を守るみなさんの様々な活動や想いを直接お聞きし、また活動のこと、将来のことを一緒にお話しして、たくさんのパワーを頂いた一日でした。