今日は公園にあるサインのご紹介。
まずこのサイン。
衝撃を受けたのが "A FED ANIMAL IS A DEAD ANIMAL"という一文。
「餌付けされた動物は、死んだ動物」。
野生動物はペットではありません、彼らの野生を尊重しましょう、というメッセージがずっしりと伝わってきました。
こちらはシンプルなサイン。
野生動物のためにリードをつけてね、というメッセージがシンプルな絵と文で表現されています。
わかりやすい!
ちなみにこちらは、スタンレーパークを管理運営しているVancouver Board of Parks and Recreation(http://vancouver.ca/parks/parks/stanley/index.htm)と、何度か紹介しているSPESが一緒につくったもの。
そして、これは二つのサインが一つのポールについていました。
上部はリードをつけてね、最大$2000の罰金がありますよ、とのこと。
下部はメディカルヘルス委員がつくったもので、餌付け禁止、野生動物と人は都市では共存していくけれど、なれなれしいと動物も人間も両方危険ですよ、とあります。
伝染病など、健康面も含んだ視点からのアプローチだと思います。
同じ内容でも言い回しやデザインなど、それぞれ個性的でおもしろい。
広い公園だけに、いろいろな主体が関わってサインづくりをしている点も興味深かったです。
伝えたい内容について、どうしたら分かりやすく伝えられるか。きっとこれらサインも、何度も何度も検討してつくられたのだと思います。
だからこそ、なるほど!と思わせるサインになったんだと思いました
以前、海外の国立公園の看板を見せてもらった事がありましたが、一番上の大文字にメッセージがあり、その解説が少し小さめの文章、さらに詳細がもっと小さめの文字で書かれるといった、言いたいことは何か、の段階(メリハリ)をつけて、書かれていると感じました。
「~しないでください」
というのが一番大きく出ている形式は、日本でも見かける看板の様式に近いかもしれません。私が以前見たものは、
例えば、
"A FED ANIMAL IS A DEAD ANIMAL"が一番大文字で上に来ていて、次にNO FEEDING 的なものが来る内容でした。
それを見たときは、インタープリテーション的な看板だな、と感じました。
RYO | 2011年6月 8日 10:48
RYOさま
書いてある順番によっても、認識のされ方が違うのでしょうね。
また違うタイプの看板も見つけてみたいと思います。
Yajima | 2011年6月13日 09:59