空に向かってツンと伸びる白い帽子のような物体。
これはトチノキの花です。
近寄ってみると花の周りには無数の虫たちが飛び交っていました。
ミツバチ、ハナカミキリ、アブetc。
この花は虫たちのレストランのようです。
このトチノキ。
日本人とは密接な関係があり、花からは蜂蜜、実は食糧、木からは家具が作られてきました。
トチノキは虫ばかりでなく、人間の暮らしも支えてきたのです。
昔の人は、このトチノキの花をどのような心持で見ていたのでしょうか。
単に美しさに魅かれるだけではなく、その年の作況をも占っていたのだと思います。
因みに今年は花も多いので、秋にはたくさんの実がなると思います。