卯の花の~、匂う垣根に♪
時鳥(ほととぎす)、早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす、夏は来ぬ~♪
これはだれもが知っている日本唱歌、「夏は来ぬ」の歌詞です。
歌詞の内容から丁度今頃の季節の歌だということがわかります。
「卯の花」「ホトトギス」「忍び音」
ん...、「忍び音」ってなんだろう?
実はホトトギスの初音。つまり、今年一番最初に聞くホトトギスの声のことです。
昔はこの忍び音をたいへん珍重し、枕草子では 初音を人より早く聞こうと、夜を徹して待つ様が描かれているそうです。
まぁっ例えてみると江戸っ子の初鰹みたいなもんです。
さて、今年の忍び音はいつになるでしょうか。
因みに去年は5月9日だったので、そろそろだと思います。
雨にけむる八国山で忍び音を待つ。
楽しみです。