ジャコウアゲハ。
オスの腹から麝香のような匂いを発するためこの名がつけられた。
幼虫は別名、お菊虫。
さなぎの姿が、昔姫路城内で後ろ手に縛られて殺されたお菊を彷彿させるという。
http://www.npo-birth.org/staffblog/2010/08/post-169.html#more
ちょっと危険な香り感じがするこのチョウ。
実際、体内に毒を持っており、捕食者を撃退する。
この写真は里山民家裏の竹やぶで羽化したジャコウアゲハ。
横っ腹には、危険を示す赤の模様。
「ふれたら只じゃすまないよ」
いかにも危なそうな雰囲気。
これも生き抜くための知恵。
長い間、狭い蛹の中で閉じ込んでいた羽をゆっくり時間をかけて伸ばし、やがて空に飛んでいきました。