先日行ったガイドウォークと同じ団体Stanley Park Ecology Society(SPES)が主催している活動です。
活動名からもわかるように、外来種であるEnglish Ivyを取り除き、在来種を復活させることが目的。狭山丘陵で行っている、オオブタクサやセイタカアワダチソウの引き抜き作業と同じですね。
参加者は31名。SPESの会員、高校生、初参加者などさまざまです。
作業用手袋とセーフティベストを借り、道具をもって作業場所に移動。
作業内容について、コーディネーターから説明を受けます。
彼は鳥大好き!説明していても、鳥を見つけると「あっ!!」となったり、とても親近感がわきました。
今日の作業エリアはブラックベリーが林縁を覆っています。ブラックベリーも同じく外来種。どれがブラックベリーでどのように作業するか、似ている在来種があるから気をつけて、などていねいな説明がありました。
まず大きなハサミで枝葉を切り、その後根を掘り返します。
途中で雨が降っても構わず作業。雨の多いバンクーバーでは、普段からあまり気にしません。
ブラックベリーはトゲがたくさんあって痛いのと、根を掘り返すのがとにかく大変!
スコップで掘っても、まだ抜けない、まだ抜けない・・・
やっと抜けたエイリアンのような根っこと一緒に!
最後は今日抜き取ったブラックベリーやアイビーの山を計測。
結果は、、、6×30×1m!!3時間31名でやった成果です。
このボランティア活動は、高校生ボランティアも受け入れていて、この日も10名くらい来ていました。カナダでも30時間以上ボランティア活動が必須とのこと。
高校生も含め、みんなもくもくと作業しながらも、活動を楽しんでいました。
帰る時のさっぱりとした笑顔は、日本で活躍しているボランティアのみなさんと同じだなぁとしみじみ思いました。
最後の作業の成果の写真も、こちらで行っている奉仕体験活動の写真と似ていますね!
昔、林縁を覆っているクズを根から抜く作業をしたことがありますが、非常に頑丈なつるでなかなか取れず、しかも根どうしが交差し、根ごと撮るのはとても大変だった記憶があります。
枝葉を先に切ると、作業効率が上がるのでしょうね。
こういったつる性の外来種はどうやって持ち込まれて定着したのかも、気になるところです。
Ryo | 2011年5月18日 19:02
Ryoさま
こんにちは!今回の活動では、根から掘り起こすことの大変さが身にしみてわかった同時に、植物の生命力の強さも感じました。
なぜ持ち込まれ定着したのかについては、作業前の説明時に、コーディネーターの方が参加者にどう思うか質問を投げかけていました。
鳥によって運ばれたり、人が何気なく捨てたものが増えたり、いくつか要因があるようです。
一方的に説明するのではなく、会話のキャッチボールをしながら理解を深めていく。大切なポイントですよね。
Yajima | 2011年5月21日 14:24