昨夜、震災ボランティアの報告会に参加してきました。この報告会は東村山市にある某保育園で行われたもので、園児から卒園者とその親が多数参加していました。
報告者は4名。女性2名と男性2名です。
女性2名は、この保育園の保母さん。
2人とも子育て中ですが、子供を夫・親に預け、大きなバックに食糧を積め込み、震災間もない石巻に乗り込みました。
男性のうち1名は阪神淡路大震災の時にもボラとして駆けつけたそうです。
被災地での活動は瓦礫の片づけだったそうです。
悪臭が立ち込める被災地で、ひたすら瓦礫を片付ける。
寝泊まりは大学の校庭。
持ち込んだテントの中で寝袋に包まって夜を過ごす。
食事も持参したインスタントもの。
厳しい条件下でのボランティア活動だったようです。
印象に残った話があります。
「被災者から被災体験を聞く」
被災者は、被災経験を話すことで平常心を取り戻すそうです。
ですから、被災者の話を聞くことが大切だそうです。
話す方も、聞く方も辛い事ですが、話すことで少しずつ被災者は気持ちの整理をしていくそうです。
「また行きたい」
厳しい環境下でのボランティア活動ですが、体験者の誰もが「また行く」と断言します。
この震災の復興には長い年月がかかります。被災地に普通の暮らしがもどるまで。被災者の心が癒されるまで。ボランティア達は、何度でも足を運ぶつもりでいるのでしょう。
震災の話は辛く、耳を塞ぎたくなるような話ばかりですが、被災地と共に復興活動をするボランティアに、明るい希望を見出すことができました。
ありがとうございます。