東北関東大震災の衝撃は、大きく日本社会を揺さぶりました。
日々流れる被災地からのニュース。親を亡くした子供。子を亡くした親。涙涙の毎日です。
また、原発の危機はいまだに先が見えません。不安な日々が続きます。
そんな厳しい状況中、ボランティアやチャリティー活動など、被災地を支援する活動の輪も活発に展開しています。その輪は日本国内にとどまらず、世界的な規模で広がっています。
こうした動きは被災地はもちろんのこと、私たち日本人を勇気づけてくれています。
以前、このBlogで紹介したスイス、ルガノ市での募金活動も大きな成果を上げたようです。ルガノ市に住んでいる日本人がチャリティーイベントを開催し、多くのルガノ市民の賛同を集めました。
祖国の危機に際し、立ち上げって下さったスイス、ルガノ市カメリア会のみなさま。
そして、ご支援いただいたルガノ市民のみなさま。
本当にありがとうございます。
みなさんの気持ちは日本人の心に深く刻まれ、復興への道のりを力強く後押ししてくれます。日本人の一人として、お礼を申し上げます。
以下、このチャリティーイベントを開催したカメリア会からのメッセージをお伝えします。
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息をつく間もなく、次のチャリティーイベント(Rotary Club Mendrisio主催)が土曜日行われるため報告が遅くなりましたが、二日間にわたって行われたチャリティーコンサートについて報告します。コンサートは、二晩とも満員でお客様に配るプログラムも足らなくなってしまった程の盛況ぶりでした。
13日(水)のコンサートは、5箇所から聞こえてくる響き、そして暗闇の中でのチェロの演奏で始まり詩の朗読や東北地方の民謡を交えた数々の打楽器を使った演奏で、お亡くなりになった方への冥福を祈りつつ、悲しみにうちひしがれた心を谷川俊太郎の詞「生きる」によって希望へと導いてくれたコンサートでした。
14日(木)のコンサートは、演奏者達がフルートやピアノ、クラリネット、ソプラノ、打楽器のそれぞれの持ち味を発揮し、私達に元気を与えてくれた素晴らしい演奏でした。
会員の皆さんの協力で実現した、rinfresco(アペロ)は、たくさんの方にお褒めと感謝の言葉を頂きました。二日ともすごい量でしたがあっという間に終わってしまいました。
お手伝いをして下さった方、コンサートには来られなくてもお料理を提供をして下さった方、心を込めてお料理やケーキを作って下さった方々本当に有り難うございました。
このチャリティーコンサートを可能にして下さったスイス・イタリア音楽大学と準備にあたって多大な時間を割いて協力してくれた学生、お花を寄付してくれたAssociazione dei Studenti(生徒会)、そして演奏をしてくださった学生達と先生方に感謝致します。
このコンサートの企画のリーダーシップをとった久窪田翔くんからカメリア会の皆さんに感謝とお礼の気持ちを伝えてほしいとの事です。演奏家だけではなく、あの場にいたひとりひとりの力が合わさって、全員でつくりあげたコンサートだったと思っているとの事です。
寄付金の収益は次の通りです。
13日 :Fr. 3,215.- (15 Euro含む)
14日 :Fr. 3,146.-(44 Euro含む)
募金箱 :Fr. 611.40
小計 :Fr. 6,972.40 +来られなかった人からの寄付 +Fr. 1,710.- +寄付 Fr. 1,300.- +音楽家の活動からの寄付 Fr.475.-
チャリティーコンサートの現在までの義援金合計額 :Fr. 10,457.40
このイベントに関してまだ寄付をして下さる方がいるので、それを来週まで待って、日本赤十字社に振り込む予定です。
皆様、本当にご苦労様でした。
今回のイベントでさらに多くの方々と日本を支援する絆は広がりました。
コンサートに参加して下さったメンバーの写真とrinfrescoの模様を添付しますのでご覧下さい。
カメリア会幹部