免許をとって数十年。
ここまでガソリンに悩まされたことはありませんでした。
地震が発生した3月11日は、ガソリンは普通に入れられました。
翌日は、ガソリンスタンドが混み始め、翌々日は沿道にガソリン給油渋滞ができ、その後はガソリンスタンドが閉鎖してしまいました。
ガソリンが入れられない時の移動は、公共交通機関や自転車でした。
それでもどうしても車が必要なこともあり、自家用車のガソリンを灯油ポンプで抜き、業務用の車を動かしていました。
ガソリンスタンドが正常に営業しはじめ、久しぶりに満タンに出来た時は、本当にうれしかったです。
「満タンだ!」
あの安心感は忘れられません。
あの騒動から2~3週間。
今は普通にガソリンが入れられます。
普通ってありがたいな、と思う反面、あの苦心を忘れて、もう普通が普通になってしなっている自分の感覚には驚きます。
教訓忘れやすし。
物や自然を大切にする気持ちを守り、育み続けることの大切さを忘れないようにしないと。