こちらは10度に届かない日が続き、なんと雪もちらつきました!
4月にこんなに寒いのはめずらしく、風邪引きさんも多いようです。
さて先日、ステイ先の近所を散策していると、カナダらしいゲートを発見!
トーテムポールという柱状の木の彫刻は、北アメリカ大陸の北西沿岸部に住む先住民
が、彼らの家系に関わる伝説や物語の登場者などを彫刻したものです。
そしてこのゲート、その名も"Multicultural Gateway(多種族文化の門)"です。
ゲートの上の部分に注目して下さい。
梁の上にいる動物たちは世界各地を象徴していて、それらがみな同じライン上に乗っていることで、平等を表しています。
左から、北アメリカのワシ、アフリカのライオン、アジアのドラゴン、ヨーロッパのウマ、インドのゾウ、南アメリカのジャガーが並んでいます。
門の左側にはオオカミがいます。
オオカミは社会組織を表しています。
右側に目を転じると、親子のクマがいます。クマと子どもで家族を表しています。
実はこの地域、アジア系の移民がとても多い所。
そしてこの建物は、"Neighbourhood House"という地域のコミュニティセンターです。
異国に来て心細い人達に対しても、家族やコミュニティを大切にして、共に生きていきましょう!というメッセージを発しているのだと思います。
このセンターにふさわしいゲートと、そこに込められたメッセージに、この地域の懐の広さを感じました。