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落ち葉かきにもワザがある!

2011年2月 1日 /研修報告

三富新田の落ち葉かきに参加してきました!

 

三富新田は埼玉県の所沢から三芳町にかけて広がる農林地帯です。

今から約300年前、川越藩主の柳沢吉保によって開拓が勧められました。

一区画が、屋敷林・畑・平地林からなる長方形をしており、

現在も雑木林の落ち葉を堆肥にし、畑で利用しています。

 

P1307511_2.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

続々と集まる人々の手前に見える大籠は「八本」と呼ばれています。

竹を8本編んで作られているからついた名前だそうです。人が二人くらいは楽々入れそうな大籠です。

この大籠にかき集めた落ち葉を詰めていくのが、今日のお仕事です。

 

そして...、この落ち葉かきにもワザがあるんです!

地元・三富の農家の方や、もう10年以上ここに通っているというベテランの方に、そのワザ、伝授してもらいました!

  

P1307533_2.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

一列に並んで、一方向から落ち葉を集めるのも、その一つ。

「ヘビのような畝を作れ!」と言われ、汗をかきながらガシガシ集めます。

 

この落ち葉を、両側からサンドイッチのように挟みこむと...、P1307540_2.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

一度にこんなにたくさんの落ち葉が持てるんです!

(ちなみに、不馴れな私がやると、頑張ってもこの半分です。)

 

 

これを籠に縦に入れ、縁を固めるように踏み込んで詰めていくと...、

なんと!横にしても逆さにしてもこぼれない、落ち葉がみっちりと詰まった籠が出来上がります。

P1307532_2.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

ここまで詰めると、籠1つの重さは7080kgにもなるそうです。

でも、横に倒して転がして行けば、女性一人でも十分に運べます。

その詰め込むワザにも、これだけ詰めて壊れない籠を作るワザにも、感動してしまいました。

 

 

作業が終わった雑木林は、このとおり。

とてもスッキリしました。

P1307544_2.jpg 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

この作業を家族のみでやっていた頃は、1週間近くの時間がかかっていたそうです。

今回は、25名程で半日強の作業。昔から見れば、あっという間です。

 

そして、「天候不順だったとき、化学肥料の畑よりもこの堆肥を使った畑の方が、収穫量が落ちなかった」と誇らしげに語っていた、この森の持ち主の方の笑顔が素敵でした。

 

改めて、人や自然の力のすごさを感じた一日となりました。

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