舞妓さんの髪についている飾り。
あれは「花かんざし」と呼ばれる髪飾りです。
飾られるテーマは月ごとに決められており、
一月は松竹梅や羽子板、二月は梅や水仙、三月は菜の花、四月は桜、五月は藤など、四季の移り変わりを表現しています。
※里山民家の裏山に咲いている紅梅。花かんざしのようです。
かんざしの歴史は、古くは縄文時代にまで遡れるそうです。
素材、デザインは多様で時々の時代、文化を反映しながら今日に至っています。
舞妓の黒髪を飾る花かんざし。
美しく華やかに着飾りたいと想う気持ちや奥ゆかしさ、はじらいの気持ちを映し出すかのように日本髪を飾ります。
さしずめ、今の季節なら梅か水仙ってところでしょうか。
色香の少ない季節を可憐な紅が彩ります。