「桃栗三年柿八年」
言わずと知れた諺です。
で、その意味は、
桃と栗は、芽が出てから三年、柿は八年で実を結ぶことから、
「何事も成果がでるまでに相応の年月がかかる」
という事だそうです。
あれ?
単純に、果物・野菜の実がなる目安ではなかったのですね。
この諺、続きがあるそうで、
一説によると、「桃栗三年柿八年」の後に、
「柚(ゆず)は九年の花盛り」
「枇杷(びわ)は九年でなりかねる」
「梅は酸い酸い(すいすい)十三年」
などの言葉が続くそうです。
なるほど!
何事も一朝一夕には成就するものではなりません。
そう言えば、NPO birthも同じです。
1997年の年の暮れ。
「環境保全活動を仕事にする団体を作ろう」
と志してから職員を雇えるようになるまでに3年かかり、
人並みの給料を支払えるようになるまでに5年かかり、
職員を増やして組織としての体制が整うまでにさらに5年かかり、
いっぱしのNPO法人になるまでにはトータルで13年かかりました。
ところで上の写真は枇杷の花です。
今が盛りで、たくさん咲いています。
ところが、この枇杷。まだ、実をつけた事がありません。
いつになったら実をつけるのか?
今年の夏なのか?
来年の夏か?
はたまたもっと先なのか?
実りのために、せっせせっとメジロが花粉を運びます。
花も鳥も人間も、精進が大切。
あきらめずに頑張ればいつか花が咲き、実をつける。
地道に努力していきましょう。