受験シーズン真っただ中で、当事者の学生さんや親御さんは大変だと思います。
「そわそわピリピリ...」
緊張したり、気持ちが高ぶったり、落胆したり、心配したり...。
嫌なもんです。
まぁ、気に病んでも仕方ありません。勝負は時の運。
なるべく穏やかに過ごしましょう。
さて、せっかく終わらせた話を蒸し返して悪いのですが、受験と言えば、菅原道真。
学問の神様です。
そして、菅原道真と言えば、梅。
「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」
この歌は、菅原道真公が仕事でしくじって九州大宰府に左遷させられる時に詠んだ歌としてあまりにも有名です。
菅原道真公は、左遷させられた地で失意のまま生涯を終えたのですが、その後が凄い。
天変地異が巻き起こり、政敵だった人々が次々に病死してしまう。
これは菅原道真公の怨念、祟りだといって京の都は震撼します。
ところがどっこい。
そんなおっかない菅原さんですが、なぜか現在は、学問の神様として慕われています。特にこの時期は、若い人に大人気で、天神様など若者の黄色い声で賑やかです。
こんなもんなのかも知れませんね。
世間というものは...。
さあ、いよいよ梅花のシーズンがはじまります。
冷たい空気がピンと張り詰める真冬の夜に、ほのかに香る夜の梅など、それはそれで結構なものです。
にほひ おこせよ。
春近し。