今日は、練馬区の屋敷森で、子どもたちと一緒に「松山憩いの森発見プログラム」を行いました。
今日のテーマは、「憩いの森のリサイクル」。
落ち葉かきと、落ち葉の下に住む生きものたちを調べます。
講師は、森博士の平城尚史さんと、birthの大畑レンジャーです。練馬みどりの機構のボランティアのみなさんや、品田穣先生も、応援に駆けつけてくれました。
お天気に恵まれ、暖かな陽気。
初めに松山憩いの森についてみんなに聞きましたが、「そこを知ってはいるがどんな所か良く分からない・・・」。
では早速、森に行ってみましょう!
森の真ん中に家があって、森は風から家を守ったり、人は実のなる木を植えて食べたり、そこを鳥などの生き物が利用したりのお話しがありました。
上を見上げて気付くことは?
「葉っぱのある木とない木がある。」
こう答えた子がいてびっくりです。
下に積もった落ち葉を集めてみるとこんなに色々な色と形のものがあることがわかってみんな「すご~い」。キノコもあった!
大畑レンジャーに見本を見せてもらった方法で、落ち葉集めに挑戦!
あっという間にかごいっぱい集まって嬉しそう。
最近作られた落ち葉溜めに入れ、みんなで踏み踏み。
「楽しい、面白い!」
みんなで一列に並んで歩きました。そこに米ぬかと水をまぜ合わせて、堆肥になりやすくしました。
十分踏み固まったところで、子どもたちとお母さん、講師やボランティアのみんなで記念撮影。
こんな落ち葉はいろんな生き物が利用して住処にしています。
どんな生き物が居るかみんなで探してみましょう!
落ち葉の中に手を入れてその暖かさも実感しました。
「いたぞう!」って言うボランティアのおじさんの声で集まると、丸々太ったカブトムシの幼虫。これにはみんな目をくりくり。こんな生き物も落ち葉を利用していることがわかりました。
集めた土と落ち葉を持ち帰って、ここからはどんな生き物が居るか観察です。森博士の平城さんが探し方を教えてくれました。
バットの上で土と落ち葉をふるいにかけます。
落ちた細かい土の中に何が居るかなぁ?
みんな熱心に見入っています。
虫眼鏡で土の中を探します。
この時ばかりは大人も子供も真剣です。
教えてもらった吸虫管で見つけた小さな生き物をシャーレへ。
みんななかなかうまく使えました。
自分で見つけた生き物を、顕微鏡で観察。
ミミズの口が延びている!貝が居た!普段見られない小さな世界を体験。子どもたちの観察力には脱帽です。
小さなミミズ、ムカデ、ヤスデ、ワラジムシ、トビムシなどが見つかりました。お気に入りの生き物をはっけんシートに描いて発表しました。
今回は残念ながら土の中のアイドル、カニムシは見つかりませんでしたが、最後に標本をパソコンのモニターで見てみんな大喜びでした。
初めに憩いの森のことをあまり知らないって言っていた子どもたちも人と森のこと、落ち葉のこと、落ち葉を利用して生きている生き物のこと、たくさん学んで興味を持ってくれたと思います。
次回の日程を紹介したら、いつ申し込めばいいんですか?今でもいいんですか?と子どもから主催者たじたじの質問がありました。
友達をいっぱい誘ってきてね!とお願いしました。
これから憩いの森は、たくさんの子どもたちが遊べる森になってくれそうな予感がします!