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うぬぼれ(ナルシス)

2011年1月20日 /四季おりおり

今日1月20日は大寒です。
一年のうちで今が最も寒い時期になります。
そう言えば、最近、車のフロントガラスが凍っているし、陽の当たらない場所では、一日中、地面が凍りついています。


「さすが大寒!」

 

地面も空気も凍てつく空の下、
水路沿いの道を歩いていると、
甘い香りが鼻孔をくすぐりました。


「あれ!」


 

110120.jpg

 

アイボリーホワイトに黄色いアクセント。
足元に水仙の花が咲いていました。

 

スイセンは、厳寒期の1~2月に咲く花です。
原産国は地中海。
古い時代に中国を経由して渡来したそうです。
水仙という名称は、中国名で、「水辺にたたずむ仙人」という意味です。

 

寒さに耐えて咲く健気な花ですが、
その花言葉は「うぬぼれ」「自己愛」「エゴイズム」。
結構な言われよう、というか、厳しい評価を頂いているようです。


なぜ、このような花言葉がついたかと言えば、ギリシャ神話に由来します。

(ウィキペディア引用)
水仙の学名、Narcissusは、ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスに由来する。神話によると、ナルキッソスは、その美しさ故に、さまざまな相手から言い寄られた。しかし、高慢にはねつけ、恨みを買った。
そんな彼への呪いを聞き入れた復讐の女神ネメシスにより、水鏡に映った自分自身に恋してしまった。水面の中の像は、ナルキッソスの想いに決して応えることはなく、彼はそのまま憔悴して死ぬ。そして、その体は水辺でうつむきがちに咲くスイセンに変わった、というものである.

 

「美」「愛」「嫉妬」「自己」「死」


う~ん・・・。

誰にでもあるよな~。

行き過ぎると悲劇だし、まったくないと生きていくのが辛いし・・・。
ほどほど、という事か。

 

さて、うぬ(自分)をも殺してしまうほどの美しい花。

 

見ない手はありません。

是非、一度、見に来て下さい。

咲いている場所は、西武遊園地駅と狭山公園正面口の間です。


 

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