今日1月20日は大寒です。
一年のうちで今が最も寒い時期になります。
そう言えば、最近、車のフロントガラスが凍っているし、陽の当たらない場所では、一日中、地面が凍りついています。
「さすが大寒!」
地面も空気も凍てつく空の下、
水路沿いの道を歩いていると、
甘い香りが鼻孔をくすぐりました。
「あれ!」
アイボリーホワイトに黄色いアクセント。
足元に水仙の花が咲いていました。
スイセンは、厳寒期の1~2月に咲く花です。
原産国は地中海。
古い時代に中国を経由して渡来したそうです。
水仙という名称は、中国名で、「水辺にたたずむ仙人」という意味です。
寒さに耐えて咲く健気な花ですが、
その花言葉は「うぬぼれ」「自己愛」「エゴイズム」。
結構な言われよう、というか、厳しい評価を頂いているようです。
なぜ、このような花言葉がついたかと言えば、ギリシャ神話に由来します。
(ウィキペディア引用)
水仙の学名、Narcissusは、ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスに由来する。神話によると、ナルキッソスは、その美しさ故に、さまざまな相手から言い寄られた。しかし、高慢にはねつけ、恨みを買った。
そんな彼への呪いを聞き入れた復讐の女神ネメシスにより、水鏡に映った自分自身に恋してしまった。水面の中の像は、ナルキッソスの想いに決して応えることはなく、彼はそのまま憔悴して死ぬ。そして、その体は水辺でうつむきがちに咲くスイセンに変わった、というものである.
「美」「愛」「嫉妬」「自己」「死」
う~ん・・・。
誰にでもあるよな~。
行き過ぎると悲劇だし、まったくないと生きていくのが辛いし・・・。
ほどほど、という事か。
さて、うぬ(自分)をも殺してしまうほどの美しい花。
見ない手はありません。
是非、一度、見に来て下さい。
咲いている場所は、西武遊園地駅と狭山公園正面口の間です。