今日、1月11日は、鏡開きです。
1月1日に年神様をお迎えし、正月を過ごす。
正月が過ぎれば、開く。
開かないと、一年間、正月気分でぼんやり過ごす事になります。
開くときには開きましょう。
それがけじめってもんです。
昔の人はこういう節目を設けて、気分を変えたのでしょうね。
「なるほど!」節目、折り目は大切です。
あれ?ところで、鏡開きが1月11日なのは東京だけですか?
調べてみると、地域によって、宗派宗門によって、鏡開きの日は異なるようです。
さて、堅い話はこれくらいにして、飾ってあった鏡餅を割って、焼いたり、お汁粉にして食べましょう。
鏡餅は基本的にかっちかちなので、食べるのに一苦労です。
お汁粉にしても餅は、ごつごつしている。迂闊に噛んで歯ぐきを打撲してしまった方も多いはず。
「ね、覚えがあるでしょう」。
かと言って焼いたら焼いたで、端っこの方なんてまるで尖った岩のように鋭い。
気を抜いて食べて口の周りを切ってしまう。
恐るべし、鏡餅。
煮ても焼いても堅いし、痛い。
「さて、どうする?どうする?どうする連。」
この課題をクリアするキーワードは、「揚げる」。
揚げてしまえば、堅さ、痛さから解放され、美味しく食べられます。
具体的には、鏡餅を適当な大きさに割り、それを油で素揚げし、塩を振りかける。
これだけでOK。泣くほど美味い。
揚げ餅と言えば、美味しい食べ方がもう一つ。
余ってしまった角餅を油で素揚げし、椀に入れる。
大根おろしを揚げ餅の上にたっぷり乗せ、じゅっ、っと音が出るくらい素早くだし汁を注ぐ。だし汁は、天つゆでOK。これが美味い。餅が堅くなっていても、多少カビていても大丈夫。ビックリするくらい美味い。お勧めです。
さあ、今日で正月気分もお開き。
年度末の向けてギアを入れ直しましょうね。