ホームステイした村人たちの朝についてご紹介します!
村の女性たちは朝起きると、男性たちに朝ご飯を食べさせ、家まわりの掃除から。
牛ふんを混ぜた水をまき、稲のほうきで丁寧にはきます。
そして、掃除の仕上げは、ランゴーリ。
「ランゴーリ」は、玄関先の地面などに白い線で描く模様です。
※サラダ宅のランゴーリ
おまじないの意味があるようですが、
各家ごとに模様は違います(その日の気分で変えるのだとか)。
共通していることは、左右対称であること。
※よそのおうちのランゴーリ
サラダも、ものの2~3分でさっと書き上げました。
チョークのようなものを使って線を描いているのかと思っていましたが、
実は、粉(石灰)を手でつかみ、指先で粉の量を微調整しているのです!
「お~~~!!!」と驚きの声をあげた私を見て、
サラダは、「こんなのあたりまえよ!」という笑顔で返してくれました。
男性たちは、朝ご飯を食べ、さっそく畑仕事へ。
朝もやの中、刈り取った田んぼに次の作物を植える準備をしていました。
この土地では、稲作が終わった後、
菜種やヒマワリなどを植えて油を取ったり、
マメ類を植えたりと次の作物を植えるそうです。
また、朝の仕事として欠かせないのが、水汲み。
一日分の水を、歩いて3分ほどの井戸まで汲みにいきます。
昔は、陶器の壺を使っていたそうですが、
今は、アルミ製の軽い壺が主流なんだそう。
容器は軽くなったとはいえ、かなりの重さ。
男性が汲みにいく様子も見かけましたが、
主に女性の仕事のようです。
村を案内してくれたパドマは、頭に2つも壺を乗せていました!
女性は、水汲みついでにお風呂と洗濯も済ませます。
水汲みをおこなう井戸で、水を浴びて身体をキレイにするのです。
ホームステイしていた私たち3人は、
大胆な水浴び方法に躊躇し、お風呂は断念したのでした。
村の朝は、いろんな文化や風景が見え、
とても楽しい時間でした。