お鍋用の野菜が高い!
白菜、大根、ネギ。お鍋3兄弟のお値段が高すぎる!
と、お嘆きのみなさまに、ちょっと癒されるお話。
ダイコンは「ぼたもち」が好きで、ぼたもちを見せると、首をグイと伸ばすそうな。
今年は大根が不作です。
これも猛暑の影響だそうで、里山民家の畑では、3度タネまきをしたのにダメでした。去年は豊作で、この時期、民家の庭先には沢庵用の大根が干してありました。
ところが、今年は、収穫が無いため、干し大根はないそうです。
「大根」
白くて、水っぽくて、これといった味はなく、苦味が子供から嫌われる地味な野菜。
ところが、ないと困る。
鍋物、漬物、おでん、秋刀魚用の大根おろしetc
考えてみれば身近な野菜なんだよなぁ!
そういえば、先日、「いのこのぼたもち」のblogを上げた時に、岸地域のご婦人に伺ったのですが、「ぼたもち」と大根の成長は、とても深い関係だそうです。
「いのこのぼたもちの日」に、「ぼたもち」を大根畑に持って行き、ぐるっと回ると、大根が「ぼたもち」を見たくてグイと首を伸ばす。
とか、
みんなで「ぼたもち」を食べている音を大根に聞かせると食べたくて首を伸ばす、などです。
大根が「ぼたもち」が好きというところが、何とも可愛い伝承です。
考えてみると里山民家の「いのこのぼたもち」は、12月に入ってからで、本来の時期から約1月~2月遅れで行っている。という事は、民家の畑の大根は、成長期に「ぼたもち」を見ることができない訳です。
もしかして、これが不作の原因?
科学的に考えるとそんな訳はないのだが、
でも、本当の所は分からないよなぁ~?
来年からは畑の大根に「ぼたもち」見せてやりましょう。