Pollinator(ポリネーター)って何だか知っていますか?
送粉者のことです。
送粉者?
余計わからなくなりますよね。
一体、何かと言えば...。
花の花粉を媒介する風や鳥、昆虫などのことです。
「花粉媒介者」なんて呼ばれています。
Pollinatorは、植物の受粉には欠かせない存在です。
これがないと基本的に植物は子孫を残せなくなってしまいます。
つまり、Pollinatorは、人間に置きかえると恋のキューピッドのようなものなのです。
春・夏・秋。
昆虫の多い季節は、Pollinatorだらけなのですが、冬は当然Pollinatorが不足します。
寒いし、Pollinatorも少ないし、こんな季節に花を咲かせなくても良いものを、それでも冬に花を咲かせる植物もいます。
サザンカ、ツバキ、ヒサカキetc。
写真は、何の花か分かりますか?
ヒントは、初夏に美味しいオレンジの実をつける樹木です。
葉っぱをお茶にしたりします。
答えは...。
ビワです。
ビワは、冬にアイボリーホワイトの花を咲かせます。
では、もう一度、上の写真をご覧ください。
画面左上の方にPollinatorがいます。
小さなアブのようです。
暖かな冬の日に、どこからか現れて、雄しべと、雌しべを結びつけ、また、どこかに消えてしまう名もなきPollinator。
その成果は来年の初夏、実ることでしょう。