板橋区富士見町、中野富士見町、立川市富士見町、調布市富士見町、東村山市富士見町etc。
武蔵野台地は、視界を遮る山もないため、富士山が良く見えます。
当然、富士山にまつわる地名も多くなります。
富士山が見える町で富士見町。
富士山が見える坂なので富士見坂。
富士見は、関東で人気の地名です。
地名には、その地域の特徴を表す名称がつく事が多いように思えます。
新しい宿場町なので「新宿」。
大きな沼があるので「大沼」。
橋のたもとに柳が生えているので「柳橋」。
赤土の坂があるので「赤坂」etc
しかし、富士見町・富士見坂の場合は、その土地の特徴が地名になったわけではありません。
その土地から見える景色、風景が地名になっています。
そこが面白い!
こういう地名のつけ方って他にありますか??
例えば、八ヶ岳が見える地域なので、「八ヶ岳見町とか八ヶ岳見坂」など。
あまりない様な気がします。
やはり「富士山」は特別な存在なのだと思います。
さて、最近では、高い建物が多くなり富士山が見えない富士見町も増えてきたようです。
それでもまだまだ富士山が見える場所は残っており、「おぉ!」って気持ちにさせてくれます。
冬の朝のスカーっと青い空の下に、見える真っ白い富士山。
オレンジ色に染まる夕焼け空にクッキリ黒抜きで見える富士山。
富士山は、どか~んとデッカく、見ているだけで気持ちが良い。
富士山が見える場所:「富士見」
富士見縁起の話でした。