新青梅街道を西に進み、田無タワーを通り過ぎた辺りの右側には、大きな屋敷森群があります。昔からこの一帯には大きな農家が並び、屋敷の周りには巨大な森が仕立てられています。
以前は、屋敷森の向こう側に、これまた広大な平地林があり、絵に描いたような武蔵野の風景が広がっていました。しかし、今では宅地化が進み、僅かに林や畑が残るばかりです。
それでもこの大きな屋敷森群だけは今も健在です。
屋敷森の中核であるケヤキの巨木は、樹齢200年はゆうにありそうです。
考えてみれば、とっても歴史のある森であり、その希少性は深山のブナ林に勝るとも劣らない価値があると思います。
こうした屋敷森を守ろうと、現在、東京都は新しいPJを立ち上げ、保全策を検討しています。
こうした取り組みは行政がいくら頑張っても限界があります。
私たち市民の理解と支援、具体的な行動が重なってはじめて功を奏するものです。
美しい武蔵野に住まう1人の人間として、身近なみどりに責任ある関心をもち、具体的な行動を起こしていきたいと思います。