朝方まで降り続いた雨は、早々に上がり、青空の広がる良い天気になりました。
こんな日はお散歩に限ります。
さっそく、多摩湖周辺を歩いてきました。
狭山公園内にある氷川神社では、七五三が行われていました。
着飾ったお子さん。お父さん、お母さんもどこか誇らしげです。
その姿を見守るおじいさんと、おばあさんは、写真撮影に夢中です。なんて良い光景なのでしょう。
見ている者まで幸せな気持ちにさせられます。
そのまま狭山公園をブラブラしていると知人に声をかけられました。
「こんにちは」とそのまま2人でベンチに座り込み、あれやこれやとよもやま話。取り止めのない話が続きます。
昼過ぎからは、多摩湖周遊道路を自転車で走ってみました。
西武園の脇から西武ドーム方面に向かい、多摩湖中央堰堤の橋を渡り、再び狭山公園に戻るコースです。
多摩湖中央堰堤には想い出があります。堰堤下の湿地で羽化しているギンヤンマを見つけ、両親と一緒に羽化を見守りました。40年前のことですが、まったく周りの環境は変わっておらず、自分だけが歳をとってしまったようです。
中央堰堤の橋を渡り、尾根道を東に向かうと、鳥山が現れました。
まだ、やっていたのですね!。ちょっと驚きです。
昭和30年代の後半から40年代にかけて、多摩地域では、いろりで鳥肉を食べさせる料理屋が流行りました。東大和市の「鳥山」、武蔵村山市の「村山砦」、八王子市の「うかい鳥山」などです。野趣溢れる調理スタイルが多摩地域の住民に受け入れられ、家族の食事に、会社の宴会などに利用されました。
鳥山を右手に見て進んでいくと、多摩湖堰堤に到着しました。
堰堤脇の道路端には、ドライブイン風の食堂があります。
多摩湖は、今でこそ多摩地域の住宅地に飲み込まれてしまいましたが、かっては東京の郊外の観光地のような様相でした。その当時に作られた食堂などは、どこか観光地にあるレストラン、ドライブイン風で、レトロな感じです。
さて、多摩湖堰堤に戻ってきました。
堰堤から見る狭山公園は、紅葉まっさかりです。
たくさんの人達が紅葉を楽しんでいました。
秋の良き日に小さなお散歩。
道は、落ち葉錦絵です。
レトロで懐かしく新しい大人のプチ遠足でした