立冬も過ぎ、いよいよ冬の到来です。
穏やかな天候が続いていますが、暦の上ではもう冬。
来春の立春までは「冬期」ということになります。
昨日、青く澄みきった里山の空の下では、おおくの人達がいろいろな作業をしていました。
雑木林の管理、田んぼでは岸田んぼ会による脱穀作業、畑ではサトイモの収穫、民家の敷地では菜園グループが幼稚園の園児たちとサツマイモ堀をしていました。
今年は猛暑の影響で、米の出来は今一歩だそうです。イモ類もちょっと少なめ。
それでも収穫はなぜか嬉しく、自然に笑顔がこぼれます。
わずかなお金で何でも手に入る時代。
外資系の大型ショッピングモールに行けば、米もイモもビックリするほど安く買う事ができる。
しかし、
この笑顔は買えまい。
この喜びや充実感までは手に入るまい。
現代人に不足している栄養素はサプリメントで補給できるかも知れないが、心の栄養は、サプリメントでは補給できない。
外に出て、人とふれあって、手間をかけて、人ともめて、折り合って、理解し合って、泣いて笑って明日も元気。
里の冬は、にぎやかに時を刻みます。