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落ち葉紛争!

2010年11月 9日 /事務局だより


穏やかであたたかな日が続いています。
よく晴れた空ではトンビが円を描き、畑の陽だまりではネコが毛をつくろっています。


 

101109-1.jpg

 

101109-2.jpg里山の木々もだんだんと色づき、音もなくヒラリと舞い落ちる落ち葉。


本日の話題は、この「落ち葉」です。


江戸時代から昭和の中頃まで、ヤマに落ちる落ち葉は、農家の大切な資源でした。家族総出でヤマに出かけ、落ち葉をかき集めました。
「一枚たりとも見逃すな」落ち葉かきの後は、葉っぱ一枚落ちていなかったそうです。

 

101109-3.jpg隣の家が、自分の家のヤマに踏み込み、落ち葉を取ったと乱闘騒ぎになる事もあったそうです。

「この葉は、うちのヤマの木から落ちたから、うちの物だ。」

「いや、うちの土地に落ちてきたのだからうちの物だ」と、もう大騒ぎ。


それほど必死になって集めた落ち葉ですが、最近では、とんと関心がなくなった。

それどころかこの落ち葉が住宅地の嫌われ者になっています。
雨どいを詰まらせる。マイカーにこびりつく。ベランダ・玄関先を埋め尽くすetc.

 

この時期、木や林の持ち主にはご近所さんの冷たい視線が降り注がれます。
耐えかねた持ち主が木や林を伐採したなんて話には、暇が尽きません。


「みどりを守れ。ただし、遠くのみどりにしてね」
これが現実なのか。

 

 

101109-4.jpg今日も落ち葉でもめる某地域に行ってきました。

「落ち葉を落とすなら、木を全部切ってくれ!」

「若い時分には、落ち葉掃きなど、大した事はなかったのだが、こう歳をとっちゃね~。自分の体を支えるのが精一杯で、落ち葉掃きどころじゃないんだよ。木を切るか?それとも落ち葉を集めるか?さっさぁ!どっちにするの?」と、小気味良い啖呵を切るご老人。


さてどうする?!

頭を叩いても、首をひねっても、とんとアイディアは出てこない。

う~ん、困った!

 

と、本日はここまで。

話の顛末は、また来週・・・。

 

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