1980年代初頭。ジョンレノンが射殺され、チャールズ皇太子とダイアナ妃が成婚し、日航350便が墜落し、ソ連のブレジネフが亡くなり、中曽根内閣が発足した。
戦後と言われた時代が終わり、二極分化した冷戦構造がほころび始めた時代。
熱い血潮がほとばしるような学生運動や大規模な労働紛争はなく、個人主義という新しい自由と得体の知れない贅沢を追い求めていた。
社会問題へのかかわりが胡散臭さのバロメーターと見なされた時代。
社会問題などに関心など持たず、個人生活の充実を追及することが美徳とされた時代。
それでも一部の若者達は、二の腕に入り過ぎた力を発散するかのように社会との接点を求めて、新しい生き様を探っていた。それは今でいうエコロジカルな生き様ではなく、どちらかと言えばアナーキーで荒々しく自然に立ち向かうような生き様だったように思う。
あれから多くの時が過ぎた。
僕達も少し自然との付き合い方がわかってきたし、自分達が何をすべきかは明確にわかってきたような気がしている。
※動画は、スタッフのWedding Partyで歌をプレゼントする蜂須賀さん。