日大を訪問後(前の記事参照)、県立座間谷戸山公園を訪れました。
座間谷戸山公園は、里山の風情を残す場所として地元の人から愛され、自然生態観察公園として整備された公園です。
地域のボランティア、学生ボランティアの方などが関わり、管理をされているようです。
普段と異なる立場、視点で公園を歩いてみると、色々と良い所に気付きます。
「これ、うちの公園にも欲しいな...」
「この見せ方はいいなぁ...」 などなど。
園内にあった生け垣。ちょっとした竹と木の枝を使って作っていました。
竹製の手すりも手作り。
穴のあいた、丸太を植木鉢に。
何気ないところに、公園の管理で生じた、色々な資源を上手に活用されていました。
里山体験館
かやぶき屋根ではなく、少しモダンな造りでした。
中には各種パンフレットが置かれており、スタッフの方もいらっしゃいました。
縁側などは来園者が一息つくスペースとして活用されているようです。
里山体験館前からの風景は田んぼだけでなく、その奥の雑木林、周辺の民家などの背景も眺めることができ、
田んぼと雑木林の環境、人の繋がりを感じさせる場所でした。
バリアフリーのトレイル
歩いてみて分かったのですが、木道ではなく滑りにくい材質で道幅も広いため、
車いすの方以外でも歩きやすく、快適に散策が楽しめる道でした。
むき出しの道だと踏み固めで滑りやすくなるため、こういった方法も良いと感じました。
カントリーヘッジ
一見「枝を置きっぱなし」と言われてしまうかもしれませんが...
看板がひとつあるだけでも、だいぶ印象が変わり、意図して粗朶を置いていることも分かります。
野外サインの重要性を改めて感じました。
園内各所のエリアごとに、エリアごとの説明とみられる生き物や環境を紹介する解説板が設置されていました。
ちょうど、別の公園で私たちもこれに近い解説板を作りましたが、
やはり写真中心の物よりイラスト中心のものが温かみがあり、良いなぁと感じました。
自分の職場だけでなく、違う公園を歩いてみる事で、色々なものが新鮮に感じます。
この感覚を大事にしつつ、色々な里山公園を見学し、自分たちのフィールドでも活かしていきたいと感じた一日でした。
レンジャー部 大畑