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開き直る

2010年9月 3日 /里山民家だより

ゆだる。
昼は35℃、夜は28℃。
温泉卵のように体が半熟でゆだっている、と思う。
一体、この暑さはいつまで続くのか?
この先、地球はどうなってしまうのだろうか?
ちょっと不安になってくる。

 

100903.jpg 

 

それでも自然界は秋のよそおい。
暑さなんかどこ吹く風で、昼はツクツクボーシが大半を占め、夜にはコオロギ達が鳴いている。

夏の暑さは、春の寒さほど生き物達には影響していないようだ。因みに、ツクツクボーシは、夏の終わりを告げるセミ。「夏が終わるのをツクヅク惜しい」と鳴いているそうだ。

 

今年は、例年に比べ稲の生育が早い。

特に、今年から導入した「キミヒカリ」という品種は、予定より一月早く稲刈りが必要になりそうだ。里山民家の稲刈りは、稲刈りイベントとして年のはじめには決まっており、今更変更できない。


さて、どうする?

 

頭を深く垂れるキミヒカリの前で、腕を組みしばし考え込む。
しかし、どうしようもない。

田んぼの案山子は無邪気に手を振るばかり・・・。

仕方ないか。自然相手だから。

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