昨夜半から降り始めた雨は、朝方まで降り続き、乾ききった里山を潤してくれました。梅雨明けから一月弱、狭山丘陵には雨らしい雨がなく、小川は涸れ、田の地面はひび割れていました。
心配だったのは水の生き物達です。
ヤゴやオタマジャクシ、ドジョウは、生き抜けたのでしょうか。
朝、久しぶりに水の入った田んぼを見回っていると、たくさんのドジョウやヤゴが泳いでいました。
「ああ!生きていたのか」
心躍る瞬間です。
また、動きだした水の生き物を狙ってカワセミやキジ、ヤマカガシが田んぼに出てきていました。
みんな雨が降るのを心待ちにしていたようです。
写真は、ミズタマソウの果実です。
雨露に包まれ、朝日の中で輝いていました。
小さな滴がやがて土にしみ込み、小川に流れだし、命を育む。
神々しく輝く命の源です。