夏らしい日が続いています。
青い空に浮かぶ白い雲。
雑木の梢をゆらす風。
虫取り網をふりまわす子供達の歓声。
里山の夏は日本の夏です。
暑い日中をさけて、夕暮れ時の里山を歩いていると、いつの間にか田んぼの稲には、青い稲穂が出ていました。
稲穂の中には、はやくも花を咲かせているものもあります。
「嗚呼、今年も無事、花を咲かせてくれた」
思わず、安心してしまいました。
花を見て安心する。
普通だったら、花を見た時の感覚は、癒されるとか、ウキウキするとか、いったものだと思いますが、稲の花は、安心感を与えてくれます。
きっと、無意識に、「稲の花→米→ご飯」という連想が働くからだと思います。
花といっても華やかさはなく、匂いもないのですが、なぜか安心感を与えてくれる稲の花。
これから2週間ほどが見ごろだと思います。
安心の花。
一度、見に来て下さい。